子犬の社会化って何?
子犬に心のワクチンを!
犬の生後1~3ヶ月までを「社会化期」といいます。
この時期に親兄弟とふれあうことで、自然と噛み付き抑制などの社会的な関係を学習していきます。
ですから、この時期は絶対に親兄弟と引き離してはいけません。
また、この時期の子犬はとても好奇心旺盛で、恐怖を感じる脳がまだ発達していません。
脳が柔軟なこの時期に、たくさんの人や犬と触れ合わせ、さまざまな環境に慣らしておくことで、
将来どんな状況に遭遇しても、恐からずに自信を持って柔軟に対応できる、ストレスを感じにくい犬になります。
「社会化期」を過ぎると、犬の脳は好奇心より恐怖心を強く感じるようになるため、新しいものに慣れるのに時間がかかるようになってしまいます。
そのため、「社会化期」に十分な「社会化」が出来なかった子は、初めて出会う刺激(人や犬、音など)に対し、
恐怖や警戒心を強く感じるようになります。
吠える、咬むなどの問題行動は、実はこの「社会化不足」が原因となっているケースがほとんどなのです。
「社会化期」は混合ワクチン接種と時期が重なることから、外に出さずに自宅のみで過ごしでしまいがちです。
しかし、これでは大事な「社会化」の機会を逃してしまいます。
混合ワクチンの接種が終了していなくても、抱っこ散歩で積極的に外に連れ出し、いろいろな人(お年寄りや子供、男性 etc.)や犬と触れ合わせ、さまざまな環境(車、バイク、自転車、電車、工事現場、花火の音 etc.)に慣らしてあげてください。
パピーパーティーに参加するのも一つの方法です。
社会化期をどう過ごすかが犬の一生を大きく左右します。
子犬を迎えたら社会化期が終わらないうちに、大急ぎで「社会化トレーニング」をしてあげましょう。
「社会化トレーニング」は愛犬への最高の贈り物です!